桧木内川堤ソメイヨシノ(国指定名勝)

 国指定名勝「桧木内川堤(サクラ)」は、角館町中心部の西を流れる桧木内川左岸堤防上にあるソメイヨシノの並木で、総延長は約1,950メートル、桜の総本数は409本です。昭和9年(1934)4月に、上皇陛下の誕生の慶祝と桧木内川築堤竣工を記念して、地元の住民有志や小中学生によりソメイヨシノの苗木が植栽されました。その数年後には条件の良い場所で花が咲き、昭和23年(1948)には、当時の角館町商工会主催の観桜会が盛大に催されたことで、「花のトンネル」の名が広まりました。その後、河川改修計画に伴って伐採が検討されたこともありましたが、桜並木を残したいという住民の強い熱意があり、昭和50年(1975)2月18日に「桧木内川堤(サクラ)」として国の名勝指定を受けました。今では、多くの市民や観光客がお花見に訪れる、東北を代表する桜の名所として知られており、平成2年(1990)には武家屋敷通りのシダレザクラと共に「日本さくら名所100選」に選ばれています。
 「桧木内川堤(サクラ)」に植栽されているソメイヨシノは、成長が早い上に豪華な花を咲かせることから、日本全国で親しまれている桜です。一方で、てんぐ巣病などの病気に弱く寿命が短いという特徴を持っており、適切に管理しなければ50~60年で寿命を迎えるといわれています。令和7年(2025)に、「桧木内川堤(サクラ)」は国名勝指定50周年を迎え、ソメイヨシノは樹齢90年を超える老木となっています。仙北市文化財課では、老木となったソメイヨシノの寿命を延長するために、剪定や病虫害防除、施肥などの日常的な保存管理を行っているほか、樹木医による治療にも積極的に取り組んでいます。また、昭和63年(1988)以来現在まで続いている角館中学校2年生による施肥活動など、地域の財産である桜の保存に、市民と一丸となって取り組んでいます。

桧木内川堤ソメイヨシノ

角館の桜まつりイベント情報へ

お問い合わせ

場所

  • 角館町小勝田中川原、北野

交通アクセス

  • JR角館駅より徒歩15分
  • 秋田空港より「あきたエアポートライナー」を利用、角館町樺細工伝承館などで下車(所要時間約60分)
  • 角館オンデマンド交通「よぶのる角館」のご案内

問合せ先