令和3年度 施政方針(抜粋)

政策の基本方針

 昨年1月16日、国内で初めて新型コロナウイルスの感染者が確認されました。その後も世界規模で感染が拡大し、猛威は未だに終息していません。経済面への影響はそのスピードと深さ、広がりの速さで世界恐慌やリーマン・ショックを超えたとの声を聞きます。日々の生活が「新しい生活様式」となり、交流と移動の制限やテレワークなど、働き方や価値感など大きく変質しています。

 令和3年度は、今年度策定となる総合計画基本計画(後期)に基づき、コロナ対策の徹底、内需拡大と産業構造の見直し、市民に優しい地域社会の形成、教育環境の充実等々、「市民の健康と生命と生活を守る」基本政策を重点展開します。すべての市民が生涯にわたり、地域で安心して過ごせるようSDGsの「誰一人取り残さない」基本理念のもと、目標達成に向け全職員が最大努力を傾注します。
 国内でも新型コロナのワクチン接種が始まりました。仙北市ではワクチン接種推進室を立ち上げています。医療関係者や市民と協働し、安心で心豊かに暮らせる故郷の実現に向け、チーム仙北で取り組みます。

 地方創生事業は、近未来技術実証特区として最先端技術を活用して地域課題の解決に努力し、国のスマートシティモデル事業、SDGs未来都市など既存基盤を活用しながら、スーパーシティ対象区域の指定を目指します。

 商工業は、まず地場産業の振興を引き続き推進し、同時にポストコロナ時代の商工業と一次産業の連携を深化させて、新商品の開発や販路拡大、新サービスの提案など産業構造の重層化に取り組みます。
 観光振興は、文化・スポーツの各領域との相乗的効果の発現を目指します。今年は東北デスティネーションキャンペーン、東京オリンピック・パラリンピックが開催予定です。市事業と連動する企画も多数あります。河原田家公開事業や角館町割400年記念事業など文化事業も盛りだくさんです。コロナ感染の状況確認を怠らず、局面局面で考え得る最善の対策を講じます。また、更に着目度が増したグリーンツーリズムや自然を生かしたアクティビティ・新野外活動など、オールシーズンで優位性・地域性を活かせるメニューの造成と事業実施を進めます。
 農林業では、新年度複数の新規事業を立ち上げました。農業生産基盤の効果的な整備とともに、需要構造等の変化に対応した生産供給体制ネットワークの強化もあわせ、生産・加工・流通・販売でポストコロナ時代の農業・農村振興の姿を追求します。

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令和3年度施政方針(全文)(PDF:407KB)

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