富木友治 橡ノ木の話展
日程
平成28年8月6日(土)〜11月27日(日)
イベント内容
富木友治(とみきともじ)は昭和43年に亡くなるまで、郷土の文化人として活躍した人物です。日本画家平福百穂の甥で、旧制角館中学校を卒業後に日本大学芸術科に入り、帰郷後も中央の文化人と交流を持ちつづけ郷土の文化振興のために尽力しました。その友治が角館に生を受けたのが今から100年前の大正5(1916)年です。
『橡ノ木(とちのき)の話』は昭和17(1942)年2月18日から4月22日まで52回にわたって秋田魁新報へ連載された作品です。20代の友治が残した代表的な作品で、東北地方の民間説話を基にした3話から成り立つ物語集です。勝平得之(かつひらとくし)のあたたかな作風の版画が挿絵に使われ、農村の生活を視覚からも伝えています。
友治の生誕100周年を記念するこの企画展では、物語に触れて頂く機会となるよう、勝平得之による版画約50点とともに『橡ノ木の話』をご紹介します。
主な展示資料
・『橡ノ木の話』(ことたま書房 S18)(復刻 翠楊社 S56)
・『版画集 橡ノ木の話』(勝平得之 S17)ほか
会場
新潮社記念文学館(仙北市総合情報センター内)
〒014-0311 仙北市角館町田町上町23
休館日
毎週月曜日
※9月19日、10月10日は開館
観覧料
一般(高校生以上)300円
小中学生150円
※仙北市民は無料。窓口でお声掛けください。
お問い合わせ先
新潮社記念文学館 電話:0187-43-3333(仙北市学習資料館と共通)