クマの出没および人身被害防止について
【2025年8月8日(金曜日) 】
農林整備課
現在、秋田県ではツキノワグマの目撃件数等が例年を大幅に上回っていることから、ツキノワグマ出没警報が発令されています。
期間
令和7年5月8日(木)から令和7年9月30日(火)まで今年度は春からクマの出没が非常に多いほか、小屋等への侵入や農作物の食害など、令和5年度と類似した状況となっています。また、県内外で死亡事故を含む人身被害が複数発生しています。
仙北市においても、多数の農作物被害のほか、既に人身被害や小屋等への侵入が発生しています。
今年は令和5年のようなクマの大量出没となる可能性があり、季節を問わず、いつでも・どこでも・誰でもクマに会う可能性があります。
野外活動および農繁期におかれまして、クマによる人身被害ならびに農作物被害を防ぐために、基本的な対策を徹底するようお願いします。また、秋田県公式ウェブサイトでは、クマに関する情報を発信しています。クマに関する対策について、あわせてご参照ください。
「ツキノワグマ情報」
https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/23295

「クマに関するよくあるご意見・ご質問」
https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/85123

クマをおびき寄せないために
音を出しながら行動しましょう
- ラジオや鈴など音の出るものを携帯し、自身の存在をアピールしてクマとの鉢合わせを避けましょう。特にクマの行動が活発になる、早朝および夕方の農作業時は周囲に気をつけてください。
- 「音を立てるとかえってクマが寄ってくる」等の噂を信じて静かに行動した結果、クマと遭遇し事故に発展したケースも発生しています。
里山と森林の緩衝地帯の刈り払いを実施しましょう
- 森林、斜面林の近くは、クマの出没ルートになります。刈り払いして、見晴らしを良くしましょう。
クマの出没がある地域では、単独での作業を避けましょう
- 山や野外での活動、出没の多い農地では、必ず2人以上で行動しましょう。
クマの誘引物となるものを適切に処理しましょう
- 廃棄物(稲を含む農作物、登山や山菜刈りの際に生じた残飯や生ごみ)は、クマの餌となります。コンポストの中に廃棄していたとしてもクマを引き寄せることになります。餌となる誘引物を放置しないようにしましょう。
- 草刈機などに使われるガソリンなどの揮発性物質もクマの誘引物となるため、臭いが漏れないよう管理しましょう。
- クマが実を食べる可能性のある庭木は、伐採する・電気柵で囲う・幹にトタンを巻くなど早めに対策しましょう。
クマの侵入を防ぐために、収納庫(車庫や物置)の扉は普段からこまめに閉めましょう。
- もし小屋等に侵入された場合は居座りの有無に関わらず、速やかに市町村や警察に連絡してください。
- 小屋等に侵入して食べ物を得る「成功体験」を積ませることで、最終的に家屋への侵入に発展するおそれがあります。
クマの足跡、糞等の痕跡を見つけた場合は、先へ進まず引き返しましょう。
クマに遭遇したら
万一、クマに遭遇した際には、以下のとおりその場から離れるようにしましょう。- 落ち着いて、クマに背を向けずに、ゆっくりと後ずさりしながら静かにその場から離れましょう。大声を出したり、背中を見せて走って逃げたりしてはいけません。
- 可能であれば建物や車の中に避難しましょう。避難ができない・間に合わない場合は自分とクマの間に遮蔽物(電柱や塀など)を挟み、攻撃を受けづらくしましょう。
- 万が一襲われそうになった場合、熊を退けるために熊撃退スプレーが有効です。
- 避難先や熊撃退スプレーがない場合は、顔や首を守る防御姿勢をとりましょう。
お問い合わせ
仙北市農林整備課 TEL:0187ー43-2207ダウンロード