公衆浴場及び旅館業における「レジオネラ症」防止対策について

【2023年3月3日(金曜日) 】
生活環境課

福岡県内の旅館業の入浴施設において、下記の報道がされています。

・基準を上回るレジオネラ属菌を検出
・連日使用型循環浴槽の完全換水を年2回しか実施せず
・塩素濃度が基準を下回っていた
・営業者が行政に対して虚偽の報告をした

 営業者は、衛生上の危険を防止し、利用者に対して安全なサービスを提供することが求められており、レジオネラ症の防止対策をはじめ、必要な衛生措置を講じなければならないこととされています。また、行政の報告徴収等に対して虚偽の報告を行うことは、罰則の対象となり得るものです。

 このような事案は、業界全体の衛生水準について利用者からの信用を失うなど、業界の信頼を損なうことにつながります。
 レジオネラ症に係る浴場の衛生管理については、厚生労働省のウェブサイトや、秋田県公衆浴場法施行条例、秋田県旅館業法施行条例などをご確認の上、対応願います。

「レジオネラ症」とは?

 レジオネラ症(legionellosis)は、レジオネラ・ニューモフィラ(Legionella pneumophila)を代表とするレジオネラ属菌による細菌感染症です。主な病型として、重症の肺炎を引き起こす「レジオネラ肺炎(在郷軍人病)」と、一過性で自然に改善する「ポンティアック熱」が知られています。
 レジオネラ属菌は環境細菌であり、土壌、河川、湖沼などの自然環境に生息しており、一般にその菌数は少ないと考えられますが、人工の施設や設備の中で増殖すると、感染によりレジオネラ症を発症するリスクがあります。

お問い合わせ

仙北市役所 市民生活課(角館庁舎) 電話:0187-43-3313

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