江連さんご夫妻

田舎ぐらし体験日記! 定住・二地域居住のススメ

江連清治さん(66歳)昭代さん(65歳)
(仙北市田沢湖生保内字下高野)

東京都足立区出身の江連さんご夫婦は、現在の住居に平成19年7月に昭代さん、9月に清治さんが移り住みました。もともと、生保内に友達がいていろいろと秋田の話を聞いて興味を持っていたという昭代さんの勧めで、仕事が一段落していた清治さんは、5月のゴールデンウィークを利用し、趣味のバイクで下見に訪れたそうです。マラソンやバイクが趣味の清治さんは、一目で新緑の山々や新鮮な空気に感激し、戻ってから好印象だったことを昭代さんに告げたそうです。昭代さんはその話だけで移住を即決されたとか。

江連さんご夫妻
田舎暮らしを満喫している清治さんと昭代さん

不安とかはなかったのでしょうか?

「まったく秋田の知識はなかったのですが、友達が住んでいたことや主人の話を聞いてイメージがより鮮明になったことで、ぜひ田舎暮らしをしてみたいと思いました。すでに独立している3人の子供たちからは『え~っ!なんで秋田なの?』って言われましたけど」と笑う昭代さん。

昨年と今年の夏には、そのお子さんとお孫さん一家も遊びに訪れたそうで、田沢湖に連れていったり、畑のトマトをもいだりと、田舎の暮らしぶりを楽しんで行かれたとか。

引っ越しされてから過ごした冬の感想をうかがうと、「窓だけは冬囲いしていたのですが、ある日突然、屋根の雪がいっきに落ちて、家が壊れたかと思うほどびっくりしました。知り合いに話したら、屋根の雪が走らなかったのが原因だったみたいです。今年は屋根にペンキを塗ったし、冬囲いも万全の態勢で臨みます」と清治さん。

実際に暮らしてみて、特に不便に感じることはないそうです。

「ここは秋田の中でも、とても便利なところだと実感しています。東京からのアクセスもよいし、買い物だって角館、大仙、盛岡と通えますからね。ただ、もうちょっと医療機関が充実していればよいと思いますが。逆に便利過ぎると東京みたいになっちゃうし、まったくの田舎だと誰も住まないだろうし、仙北市は田舎暮らしをするにあたり、ほどよく便利な部分と不便なところが調和されていると思います」と、清治さんは話します。

お二人に今後の抱負をうかがいました。

「スキー場や温泉も近いですから、冬の楽しみも味わえます。今年の冬は、スキーの上達をめざしたいですね」と清治さん。畑での野菜づくりや庭の草むしりが日課という昭代さんは、「川のせせらぎや風の音を聞きながらのんびりと過ごせたらいいです。東京では味わえない暮らしですから」と言います。

今後お二人は、ほどよい広さの田んぼや畑を手がけたいそうで、近場で借りられる休耕地が希望だとか。共通の趣味が山歩きのお二人、田舎暮らしも着実に一歩ずつ進んでいるようです。(平成20年11月掲載)

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