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11月11日より、新潮社記念文学館では「遠野物語100周年記念 郷土の民俗学 武藤鉄城と富木友治」展が開催されています。
今年は柳田国男著「遠野物語」が明治43(1910)年に刊行されて丁度100周年にあたります。
<民俗学の父>と呼ばれる柳田は過去に田沢湖や角館を訪れた経歴があり、その際に彼を案内したのは共に秋田県出身の民俗学者・武藤鉄城と富木友治でした。
鉄城と友治は東北民俗学研究の第一人者であり、角館町に機軸を置いた研究調査を貫きました。
今回の企画展では柳田来角の様子を写真パネルで展示し、また彼と共に歩んだ郷土の学者・鉄城と友治の軌跡を紹介いたします。
会期 2010年11月11日(木曜日)〜2011年3月13日(日曜日)
会場 新潮社記念文学館
問い合わせ
新潮社記念文学館 秋田県仙北市角館町田町上丁23 TEL 0187(43)3333
平成縄綯(なわない)塾が主催する第2回全国縄綯競技大会が11月13日に花葉館で行われ、39人が自慢の手さばきを競いました。
個人の部は20.40bで渡部タキ子さん(八郎潟町)、団体の部は伊藤喜三郎さん、今野房子さん、斉藤二郎さん(秋田市)が28.07bでいずれも昨年を超える記録で優勝。
菅原塾長は「今回までの合計で7390b。1万bでギネスに挑戦したい」と夢を語ってくれました。
10月22日、仙北市サッカー協会が主催する「キッズサッカー交流会」が行われました。協会では各保育園で定期的にサッカー教室を開催しており、園児たちの交流を目的に企画しました。
新たに完成した玉川河川敷運動公園で行われたこの交流会には、角館西保育園、にこにこ保育園、ひのきない保育園、かみひのきない保育園の園児が参加しました。
今回、東北社会人リーグ1部に所属するサッカークラブチーム「秋田F.Cカンビアーレ」から佐藤選手、城山選手がコーチとして参加。子供たちはボールを使った準備体操の後、いよいよチームに分かれてゲームに挑戦し、夢中でボールを追いかける子供たち。会場には大きな歓声が響きました。
9月17日より上記の三館で「芥川龍之介 内なる歓びと苦悩」展が開催されています。
仙北市誕生から五周年、新潮社記念文学館開館10周年、また国民読書年を記念して秋田県でも初となる特別展となりました。
芥川龍之介の直筆原稿や掛け軸、交流のあった作家たちの書簡、愛用の品々、妻や子に残された遺書など貴重な資料280点が展示されています。
読書の秋、日本文学に名を残す文豪の軌跡を辿ってみてはいかがでしょう。
会期 2010年9月17日(金曜日)〜2010年11月3日(水曜日)
会場 新潮社記念文学館 ― 芥川龍之介の生涯
角館樺細工伝承館 ― 芥川龍之介の遺愛品
角館町平福記念美術館 ― 芥川龍之介の書画
問い合わせ
新潮社記念文学館 秋田県仙北市角館町田町上丁23 TEL 0187(43)3333
角館樺細工伝承館 秋田県仙北市角館町表町下丁10-1 TEL 0187(54)1700
角館町平福記念美術館 秋田県仙北市角館町表町上丁4-4 TEL 0187(54)3888
仙北市でもホームページから市民の皆さんに向けて様々な情報を発信しています。これからパソコンを始めてみようと考えている初心者の方々を対象に、10月から3月までの6ヶ月間毎月基本操作の講座を開催していますので、この機会にパソコンを始めてみませんか。
第1回パソコン講座基本操作の様子です。マウス操作に苦戦している方もいましたが、慣れるまで何度でも参加していただきたいと思います。
"9月26日、北緯40度秋田内陸線リゾートカップ100キロチャレンジマラソンが開催されました。
第20回を迎えた100キロマラソン。100キロ、50キロの2部門に全国から1,599人が参加。秋晴れの天気のもと、北秋田市鷹巣地区のゴールを目指し、体力の限界に挑戦しました。"
芥川龍之介 ― 内なる歓びと苦悩
会期 2010年9月17日(金曜日)〜2010年11月3日(水曜日)
会場 新潮社記念文学館 ― 芥川龍之介の生涯
角館樺細工伝承館 ― 芥川龍之介の遺愛品
角館町平福記念美術館 ― 芥川龍之介の書画
9月17日、仙北市市制五周年記念特別展として「芥川龍之介展」のオープニングセレモニーが開催されました。
芥川龍之介は大正時代に生まれ、その才能は若くして文豪・夏目漱石が絶賛し、当時から人気作家の一人として名声を集めました。日本文学史に名を残すだけでなく、海外からも高い評価を受け、現在でもその作品は多くの人に読まれ続けています。
現在、新潮社記念文学館では「芥川龍之介の生涯」と題し、彼の一生にまつわる品々の展示を行っております。
また角館樺細工伝承館では「芥川龍之介の遺愛品」と題し、作家・芥川龍之介の書斎が忠実に再現され、彼が生前愛用した品々が展示されています。
角館町平福記念美術館では「芥川龍之介の書画」と題し、画人・俳人としても多才を発揮した彼が画いた河童の掛け軸や短歌が数多く展示されています。
類い稀な才能と豊かな教養に恵まれながらも、三十五歳という若さで自裁した一人の作家の光と影。特色ある三館それぞれの展示を是非ご堪能ください。
問い合わせ
新潮社記念文学館 秋田県仙北市角館町田町上丁23 TEL 0187(43)3333
角館樺細工伝承館 秋田県仙北市角館町表町下丁10-1 TEL 0187(54)1700
角館町平福記念美術館 秋田県仙北市角館町表町上丁4-4 TEL 0187(54)3888
この度、小玉久視さん(角館町川原)から姿見(鏡)が寄贈されました。
この鏡は、日本舞踊「寿流」の名取り師範として83歳までご活躍された久視さんのお母様が使用したもの。昨年亡くなられ「自宅に置くよりも市の施設で使用してほしい」と贈られました。市では角館武道館で使用することにしました。ありがとうございました。
9月8日(水)佐竹北家上覧時に、各町内の山車が一堂に会し、おやま囃子コンクールが開催されました。
厳正な審査の結果、次の方々が各賞を受賞されました。写真は9日に角館庁舎前で実施した表彰式の様子です。
≪囃子部門≫
〇最優秀賞(角館のお祭り保存会長賞)
横町若者 角館山本組 代表 山 本 善 英
○優秀賞(角館町観光協会長賞)
中央通り 奏雅扇舞会 代表 藤 井 哲 也
○優秀賞(仙北市商工会長賞)
岩瀬若者一同 祭喜会 代表 加 藤 清 貴
≪手踊り部門≫
○最優秀賞(角館のお祭り保存会長賞)
山根谷地町旭会若者 田口民謡会 代表 高 橋 キ ヌ 子
○優秀賞(角館町観光協会長賞)
中央通り 奏雅扇舞会 代表 藤 井 哲 也
○優秀賞(仙北市商工会長賞)
本町通り 高橋キヌ子社中 代表 高 橋 キ ヌ
危機の時代、不安の時代こそ
芥川龍之介が求められる
会期 2010年9月17日(金曜日)〜2010年11月3日(水曜日)
会場
新潮社記念文学館 ― 芥川龍之介の生涯
角館樺細工伝承館 ― 芥川龍之介の遺愛品
角館町平福記念美術館 ― 芥川龍之介の書画
いま、私たちは時代の転換期にいる。社会主義体制の諸国は崩壊し、先進資本主義国は金融恐慌の不安、財政破綻、失業率等に悩み、民族間紛争は激化し、技術は人間が制御できないまでに発展し、地球は温暖化し、人類の未来を予見できない状態にある。そうした世界情勢の中で、わが国も政治的、社会的、経済的に混迷の度を深め、まさに危機の時代にあり、人々は不安にさらされている。
芥川龍之介の活躍した時代もまた、第一次大戦時の好況から暗転して、やがて世界恐慌に続く長期的な不況の時代であり、大正デモクラシーといわれる教養主義、ロシア革命を契機とする社会主義、白樺派の人道主義等、さまざまな思想の入り乱れる、転換期であった。まさに危機の時代、人々が不安におののいた時代であった。
芥川は、この時代に真摯に向き合い、不安をかかえながら、その希有な多才を発揮して、危機の時代と不安な心を描いた作家であった。人生は地獄よりも地獄的であるとは「侏儒の言葉」中の箴言だが、芥川の小説、評論等はまさに地獄より地獄的な過酷な人生を凝視し、人生との壮烈なたたかいから生まれた。
芥川の自死は、危機の時代を真摯に生きた人間の必然的な悲劇であった。時代の転換期、危機の時代にある、いまこそ、私たちは芥川龍之介の作品、評論等からは多くを学び、多くに共感し、多くの示唆を得ることができるはずである。
詩人・日本近代文学館名誉館長 中 村 稔
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